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ブログ記事復活!つだにくん奮闘記

復活!つだにくん奮闘記

勉強会について

投稿日時:2014/08/09(土) 07:25rss

 おはようございます。昨日はメーカーさんの省エネの講習会があり参加してきました。午後1時~5時半とかなり長時間にわたる勉強会でした。環境に対する配慮は建築業界に限らずすべての産業における全世界的問題だと思います。省エネ=時代の潮流と言っても過言ではありません。私が幼少の頃オイルショックがありその頃も「省エネ」ブームがありました。子どもながら石油がなくなるので「限りある資源は大切に」と家族と家の中に標語ポスターを貼った記憶があります。しかし、それも束の間、時はバブル経済華やかなりし頃の大消費時代の到来とばかり大量生産・大量消費。にわか相場師、地上げ屋が肩で風切り往来を跋扈する幻想の時代。そこのけそこのけ人間様が通る。まさに人類至上主義の極致。しかし、「バブル10年、夢幻の如くなり。」バブル崩壊後は経済低迷期が長く続き様々な意味での改善が施されてきました。その中で「再生」であるとか「物を大切に」とか「環境配慮」とかという意識も見直されてきたことと思います。大局的見地からは建築も省エネルギー化が至極当然の事かもしれません。影響力絶大な大手業者のみならず同じく地球を母なる大地とする生物の一員として自覚を持って真剣に取り組む所存であります。
 本日、書きたかった事はニ点あります。一つ目は、その講習会で主催する大手メーカーさんの直接製作に携わる直系子会社の担当の方が自分たちの造ったもののプロセスからポリシーまで熱く熱弁してくれました。そもそもメーカーに勤められている方の自社製品に対する愛情はかなり強いものがあることは我々もメーカーにお勤めの方々の工事をさせてもらっていて肌身で感じる事も少なくはありません。しかし、それを造っている人の「ものづくり」に対する姿勢と誇りには驚愕しました。当然自社製品が正で他社よりここが優れているという主張は勿論のことでしょう。確かに拝聴していて事実的根拠に基づいたデーター収集も少し過剰な点もあり、自社製品のPRには勧善懲悪のヒーローを賛美するかの如く多少大業である感も否めません。いわばすべてのメーカーが共有する唯我独尊的パフォーマンスです。しかし、この意識なくして発展はなく悪い意味では無い必要悪とも言えます。ですが、一番印象に残ったのは一心不乱にものづくりに打ち込む彼らの工場の姿勢と良いものを探求するポリシーであり、「今日よりもさらに明日に…。」更なる良質なものづくりに対する執念には甚だ脱帽です。一言で言って「すぼらしい!」「これぞ日本人!」。彼の話を聞いて自らを反省し「ものづくり」に対する誇りの話を今朝の朝礼でしようと思います。ずばり我社の社員全員で見習いたいです。あの話でその製品のPRに感嘆し呑まれた方もおられたかもしれませんが彼から学ぶべきはさに非ず精神的なものが第一です。仕事に対する真摯な姿勢は工場全員一致団結して同じ方向を目指している事でしょう。これが昨日のセミナーに参加しての一番の収穫でした。とても貴重なお話ありがとうございました。必ず自社に持って帰って役立てる所存です。
 二つ目は、先々日に私が師事する先生が会社にお出で下さいました。月に一度県外から勉強会の講師として会場ではご教授賜っておりますが会社に来て頂いたのははじめてです。色々な話も聞いて下さり社員に対する勉強会についても快諾して頂き心より感謝しております。夜は先生の定例の勉強会に参加しました。そこにはいろいろな職種の方々がいらっしゃいますが今回は私よりかなり若いのに起業し自分の会社を興し懸命に頑張っているある社長とお話しをさせて頂く機会を得ました。彼は現在どんどん仕事を増やし昇り龍のような若手社長ですが、数年前までは一職人として会社の直営職方として長年勤務する普通の青年であったようです。彼は自分を飾らず物腰も柔らかく聡明で誠実な人柄です。その点を彼の雇用主であった親方も見抜いていたのでしょうか。早くから「独立出来るようにこうしろ。あーしろ。」と起業の応援をしてくれていたみたいです。その期待を裏切らず頑張った本人も誉めるべきところですが私はそのような有能な人材を一から育て上げ、自らの会社の財産でもある「人材」を手放す事を許容する事の出来る親方の器の大きさに感銘を覚えます。彼の成功もあの親方にしてこの子有り。頷けるような気もします。金もコネも人もない中で一生懸命努力に努力を重ねて今日に至っているそうです。出資金の500万円を捻出するのに銀行にも相手にされない中、事業計画書を練りに練って公的機関からの融資を取り付け会社としてのスタートを切ったそうです。はっきり言って銀行との付き合いも当たり前と考えている自分の甘さがいやになりました。我々の会社はおかげ様で創業50年。でも決して自分が苦労して苦労して立ち上げたものでもなく自らが歴史の上のあぐらをかく勘違いの大馬鹿者かもしれません。かなり影響を受けました。彼は今も攻めています。私は色々な理由をつけて今までを守ろうとして守りきれていない小心者です。彼と話して「攻撃は最大の防御」という意識付けが生まれました。しかし、根拠なき自信はただの過信、敵を知り己を知らば百戦危うからずの精神で持って自明の理である「分限相応」を忘れず「一所懸命」邁進したいと固く誓った真夏の夜の出来事でした。本当に勉強になりました。ありがとうございました。

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